プロジェクトD

映像作家の森野和馬さん、慶応大学 環境情報学部環境情報学科の中西泰人さんと、東京都現代美術館のキュレーター森山朋絵さんの肝煎りで、「プロジェクトD」(!)を立ち上げました。 中西さんとは、東京都写真美術館の「文学の触覚」展以来のおつきあいです…

バス停で『決壊』

今日の夕方、新宿通をタクシーで通りかかったら、バス停で立ったままバスを待っている女性が、『決壊』を読んでいるのを見かけました。下巻だったので、かなり、険しめの表情でしたが、気に入ってくれたのかどうか。。。 意外と自分の本(しかも、ハードカヴ…

アーヴィング・ペン

『クローズアップ現代』は、再放送も反響が大きく、前回のエントリーにも、たくさんのブックマークのコメントやトラックバックを寄せていただきました。ありがとうございました。 少しでも多くの人が、あそこで扱われた問題を知るきっかけになれば、と思って…

『クローズアップ現代』再放送

10月7日放送の『クローズアップ現代』「“助けて”と言えない〜いま30代に何が〜」にコメンテイターとして出演したのですが、放送後の反響が大きく、急遽、明日10月12日(月)の午前9時30分から再放送されることになりました。 同番組では、今年度一番の視聴率…

『王様のブランチ』

明日の『王様のブランチ』(TBS)のBOOKコーナーにゲスト出演します。 仕事場の掃除はそのためでした(もう一件、『中央公論』の「私の仕事場」の撮影もあったのですが)。 『ドーン』についての話がメインですが、その他、色々といった感じです。 たくさん…

「『探偵物語』の松田優作」 by パウル・クレー

『ドーン』は、おかげさまで、現在3刷目です。 これまで僕の本を読んでくださってた方だけでなく、初めて手に取った方、あるいは『日蝕』で挫折して以来(!)という方にまで、着実に広がっていっていることがうれしいです。 どうも、ありがとうございます!…

シルバーウィークって、前から言ってましたっけ?

皆さん、エンジョイされてますか? 職業柄、自分にはあんまり関係ないと思っていたのですが、関係大アリで、普段は月の後半に適当に散らばっている連載の〆切が全部前倒しになって先週に殺到して、けっこう大変でした。 おかげで新聞連載の原稿が進まなかっ…

パン屋に行って思うこと

京都にいた頃によく行っていたパン屋さんは、入口のところのトレイが下向きに重ねてあったんですが、アレ、いいと思うんですよね。 他のお店では見かけたことがないですが、丁度、出入り口で外からのホコリも相当舞ってるはずなので、下向きの方が衛生的なん…

ピエール・エルメに褒められた。

「WWD」(9/14,21合併号)を読んでいたら、最近のギャルブームについての特集が組まれていて、その中に、「30代でも、40代でも、自分がギャルだと思っていれば、みんなギャル」(「ハピーナッツ」編集長)というコメントがあって、なんか、サミュエル・ウル…

1TD=46,755平方メートル

マイケル・ジャクソンが埋葬される墓地は、東京ドーム20数個分なんだそうですが、この「東京ドーム何個分」というのは、いつから慣用的に用いられるようになったんですかね? 具体的なようで、実際にイメージ出来る人は、どれくらいいるんでしょう? ダンス☆…

清澄白河にMJ降臨

東京都現代美術館に行く途中、清澄白河の商店街でばったり遭遇したマイケル・ジャクソンと羽根の生えた黒い天使です。羽根はもしかして、後ろの壁の落書きだったかもしれませんが。 かかしなんだそうです。 もしこれを作った人が、マイケルが映画『ウィズ』…

地震とたんこぶ、その他

静岡の地震で、本の下敷きになって亡くなった方がいるようですが、人ごとではありません。 僕の仕事机の隣の本棚は、かなり大きいのですが、マンションの上層階だけに、地震になるとかなり揺れます。 で、いつもつい手で押さえようとするんですが、これで済…

『あなたが、いなかった、あなた』文庫版刊行

北海道の東川フォトフェスタに行ってました。 非常に有意義だったのですが、詳細はこちらでどうぞ。http://fotofes09.exblog.jp/ 連日、ジンギスカンや鹿肉を食べて、完全に肉食系男子になってます。 写真は、今年初めての花火です。 低くて近いので、なんと…

『かたちだけの愛』

暑いですね。 先日は、『ドーン』のサイン会でたくさんの方にお目にかかれてうれしかったです。 その時に、意外に多くの方から、「ブログを楽しみにしています」と言われて、ああ、このブログは読まれているのかと妙に実感しました。で、「もっと頻繁に更新…

『ドーン』目次、サイン会情報など

暑いですねぇ。。。 日中、仕事の関係で銀座を歩いていたのですが、なんというか、先が思いやられる暑さでした。 さて、『ドーン』刊行記念サイン会が、丸善丸の内本店で7/19(日)14:00〜から行われます。 『決壊』の時にも、お世話になった書店さ…

『ドーン』装幀

出来ました! いやぁ、カッコいいですねぇ(笑)。 今回は、『モノローグ』、『ディアローグ』でもお世話になった、古平正義さんにまた装幀をやっていただきました。デザインに関心のある方はよくご存じだと思いますけど、古平さんは、本当にすごい、天才的…

マイケル・ジャクソンの訃報

マイケル・ジャクソンは大好きだったので、悲しいです。 僕が初めて買った「大人の音楽」のアルバムは、『スリラー』でした。 しかも、レコードではなく、カセットテープ。 小学二年の時です。 八歳年上の姉とよく一緒に「ベストヒットUSA」を見ていたのです…

新作『ドーン』は、7月9日発売です!

『決壊』に続く、新作長篇小説のタイトルは、ズバリ、『ドーン』です! 出し惜しんでましたが、どうでしょう、もう覚えました(笑)? 『ドーン』です。ピンと来た人もいると思いますが。 講談社の「書き下ろし100冊」シリーズのひとつとして刊行されます。 …

エールフランスの事故

エールフランスはよく利用するだけにショックです。エアバスA330も何度も乗ってます。 離着陸時ではなく、離陸後四時間も経ってというのにも驚きました。食事を済ませて、気持ちよく眠っている頃だと思いますが。近々、家族が海外に行く予定で、そのあと僕自…

食い逃げ防止

ビルボードライブ東京にキザイア・ジョーンズを聴きに行ってきました。 この人は、90年代にデビューしたときには、かなりの衝撃だったのですが、良くも悪くも当時から全然変わりませんね。あの素手カッティングは生で見るとかなりの迫力でしたけど、今使って…

自転車道

久々の悪天候ですね。 三島賞の選考も終わり、新作も再稿の校閲待ちの状態なので、今日は一日、次作に向けて仕事場の整理をして、溜まっていた本を読んでいました。こういう時間が少し出来ただけでも気分が大分違います。 このところ、ウンザリするようなく…

昨日(5月15日)は、何の日だったでしょう?

気がつけば、一ヶ月も放置したままになってましたので、なんとなく更新してます。 それにしても、小説の舞台を募集してから、もう一ヶ月が経ってたんですね。 早すぎる! 時間の感覚が全然ありません。。。 小説の舞台は、「海辺の美しい場所」、「恋愛小説…

どうも、ありがとうございます!

一昨日、小説の舞台となる場所を紹介してくださいとお願いしたところ、早速たくさんのメールを戴きまして、どうも、ありがとうございました! 個別にお礼を申し上げられず、恐縮ですが、自分の仕事に関心を持ってもらえているということに、なんとも、心慰め…

あなたの町が小説の舞台に!?

『決壊』に続く新作書き下ろし長篇は、7月刊行となりました。 年末から、実に今日まで休日0日(!)で、毎日10時間以上、せっせと働いているのですが、結局800枚強の作品になってしまいまして、やむを得ず、5月の刊行予定を延期しました。 楽しみに…

『小説の読み方〜感想が語れる着眼点』刊行!

予告していました『本の読み方 スロー・リーディングの実践』(PHP新書)の第2弾『小説の読み方〜感想が語れる着観点』が刊行されました! 小説の読み方~感想が語れる着眼点~ (PHP新書)作者: 平野啓一郎出版社/メーカー: PHP研究所発売日: 2009/03/14メディ…

『春琴』(サイモン・マクバーニー)にやられる。。。

世田谷パブリックシアターに、サイモン・マクバーニー演出の舞台『春琴』の再演を観に行ったんですが、あまりの素晴らしさに、大体、数年に一回くらいしか泣かない涙腺堅めの僕も、思わず涙ぐんでしまいました。 谷崎潤一郎の『春琴抄』を、『陰翳礼讃』のコ…

ご無沙汰してます。

年末から、黙々と働いていて、今に至りますが、解放感に浸されるには、もうちょっと時間がかかりそうです。 今やっているのは、講談社の「書き下ろし100冊」シリーズのための500枚くらいの小説と、新書の『本の読み方』シリーズの第2弾350枚ほどです。 …

あけまして、おめでとうございます!

年末は、回顧録的なエントリーでも書こうかと思っていたのですが、書き下ろしの二つの〆切(小説と新書)に追われてせっせと原稿を書いているうちに、年が明けてしまいました。やや風邪気味です。大晦日の格闘技も、そんなわけで、自宅観戦でした。 去年は色…

「体が資本」は、心許ないですよ、そりゃ。

WBCの代表選考で、落合監督がこんなことを言っていますが、まったく正しいと思いますね。 http://www.sanspo.com/baseball/news/081123/bsc0811230508001-n1.htm プロ野球選手は、「健康な体」という、いかにも頼りない「資本」一つを頼りに、長くてもせいぜ…

筑紫さんのこと

筑紫哲也さんが亡くなられてから、一週間ほどが経ちました。 本当に、残念です。 先日の追悼番組を見ていて、また改めて色々なことを思い出したのですが、今年に入ってから、あんなに急激に病状が悪化していたとは全然知りませんでした。 僕は、母方の祖父が…