フランス大統領選挙

とうとう、ニコラ・サルコジがフランス大統領になりましたね。 決選投票になった時点で、極右のル・ペン支持者がロワイヤルに投票するはずがないし、結果は見えていたようなものですが、勝ってしまうと、「あー、サルコジ、ついに大統領かぁ。……」という感じ…

連休の最後は雨

GWは、例年の如く、特に何もないまま過ぎ去っていきました。 元々、仕事がら、祝日というのにあまり意味がないのですが、ただこの間、印刷所が閉まってしまうために、GW前の月は、締め切りがいつもより10日くらい早いんです。それで、「新潮」6月号の「決…

続『ロッキー』

『ロッキー』シリーズは、『4』の米ソ決戦という設定から、『5』の町の喧嘩という落差がスゴイですね。 僕は、『5』は初めて見たんですけど、そのショボさ加減、イタさ加減を含めて、ヘンに興味深かったです。 一般の鑑賞者は(僕も含めて)、ロッキーみ…

スタローンは憎めない。

『ロッキー』シリーズの完結編が公開されるということで、この三日間、深夜に第一作目から順にテレビで放送されていて、僕も仕事の合間にチラチラ見てたんですが、なんというか、イチイチ笑えるというか、スタローンという人は、憎めないなぁという気持ちに…

お久しぶりです。

気がつけば、二ヶ月近くもブログを書いていませんでした。 はてなでブログを始めてから、ブログを書く人が普通に経験する色々なことを経験してきましたが、今回経験したのは、「放置」です(笑)。 別に書くことがなかったわけではなくて、むしろ、ありすぎ…

いつまで経っても「天才」!

前回のエントリーが、かなり弱々しい内容だったので、たくさんの方から励ましの言葉を戴きました。人のあたたかみが身に染みる今日この頃です。 どうも、ありがとうございました。ご心配をおかけしましたが、もうすっかり元気です。元々、単なる風邪だったの…

健康は、ありがたいです、ホントに(←しみじみ) 

土曜日の丁度「つながるテレビ@ヒューマン」の放送後あたりから体調を崩してまして、日曜日の国立新美術館での講演のあと、いよいよどうしようもない状態になって、連休明けにすぐに病院に行ったのですが、お陰で昨日くらいまで、仕事は全然進みませんでした…

と、いうわけで、最新作『あなたが、いなかった、あなた』、本日発売!!

本日1月30日、ようやく刊行の運びとなりました。 関係者の皆様には、改めてお礼を申し上げます。ありがとうございました。装幀は、ギリギリの進行だったので、なかなかお見せできなかったのですが、こんな感じです。 ルネ・マグリット→ストーム・トーガソ…

小説は常に『あなたが、いなかった、あなた』?

前回のエントリーは、映画を見終わった勢いで書いただけに、読み返すと、色々と不備もありますけど、堅い内容の割に反響もあって、うれしかったです。トラックバックやブックマークを通じてのコメントも興味深いものが多かったので、そちらを未読の方は、是…

巧みに生きるか、善く生きるか、……

公開時の宣伝用に何かコメントをもらえないかと、『善き人のためのソナタ』という映画のDVDが配給会社から送られてきて、週末に観たのですが、これが本当にいい作品でした。 詳しくはこちらをどうぞ。http://www.yokihito.com/内容は深刻ですが、がんばっ…

マイケル・ブレッカー逝去

マイケル・ブレッカーが亡くなりましたね。 去年辺りから、かなり状態が悪いというニュースが伝わってきていたので、驚きは少なかったのですが、本当に残念です。 JBと違って、マイケル・ブレッカーは、ソロのライヴでも、フェスティヴァルでも、脂ののりき…

あけましておめでとうございます!

遅ればせながらですが、今年もよろしくお願いします。 僕は、年明けにちょっと風邪を引いてしまったのですが、寝込むほどでもなく、何となくイマイチな体調のまま今に至るという感じです。 1月は連載中の『決壊』も含め、色々と締め切りが多いので、実家に帰…

大竹伸朗「全景」@東京都現代美術館

大竹伸朗氏の回顧展「全景」を東京都現代美術館に期間末ギリギリで見に行ってきました。 http://shinroohtake.jp/index.html 明日24日までやってますので、まだの方は是非。 今日は土曜日だったせいもあってか、驚くほど盛況でした。いやぁ、それにしても…

アツイ男

旧友の江島健太郎が、CNETの自分のブログで、『ウェブ人間論』について理解のあるコメントを書いてくれました。ありがとう。http://blog.japan.cnet.com/kenn/archives/003431.htmlしかし、今回のエントリーで断然面白いのは、googleについての彼の見解と、…

『ウェブ人間論』、ついに刊行!!

すでに献本して読んでいただいた方の感想がウェブ上に出始めていますが、店頭にも今日辺りから並ぶはずですので、ご興味のある方は、是非、チェックしてみてください! 読み物としてエンジョイしてもらえれば、もちろん何よりですが、対談ですからページごと…

トホホなメール

最近、ジャンクメールが多くて、ウンザリしています。 そろそろアドレスも替え時かなとは思うのですが、新しいアドレスをどの程度の範囲の人にまで告知するか、結構悩みますね。もう何年も連絡を取ってない人もいますし。 それを考えるのが面倒くさくって、…

Youtube、以前以後

去年は、ジャズ批評家の小川隆夫さんと『Talkin' ジャズ×文学』(平凡社)という対談本を出したのですが、これが好評で、目下、第2弾となるプロジェクトの準備をしています。で、マイルス・デイヴィスが敬愛してやまなかったボクサー、シュガー・レイ・ロビン…

「普通においしい」

意外に思われるかも知れませんが、僕は「日本語の乱れ」と言われるような話が好きではありません。 「どうぞ、いただかれてください」のように、謙譲語と尊敬語とがヘンにゴチャゴチャになっていると気になりますが、俗語や流行語に過剰反応するのはバカげて…

『ウェブ人間論』、アマゾンetcにて予約開始!

以前にチラッとお話ししてましたが、「新潮」誌上で行われた梅田望夫さんとの対談が、新潮新書として刊行されることになりました。タイトルはズバリ、『ウェブ人間論』です。 発売日は12月15日ですが、いち早く、11月17日から以下のネット書店でも予…

JALショッピング→Amazon.com

最近知ったのですが、JALショッピング http://books.jal.co.jp/index.html を経由して、アマゾンで本が買えるんですね。何がいいかというと、マイルが貯まることです。 僕はあんまり必死にマイルを貯めたりしない方ですけど、海外に行く機会も多くて、先日何…

世界中の人が、毎日、ロバート・フリップの音楽を聴く時代。。。

ズバリ、ありえません(笑)。 僕は今頃知ったのですが、Windows Vistaの起動音は、ロバート・フリップが作ったそうです。 この発想は、かなり画期的ではないかと。 僕的には、windows 95のブライアン・イーノよりインパクトがあります。 感動したというより…

ドナルド・キーンさんと対談

昨日、というか、もう一昨日ですが、新宿文化センターでドナルド・キーンさんと対談しました。といっても、僕はほとんどインタヴュアーのような感じで、企画の趣旨に添って、主に三島由紀夫についての個人的な思い出なんかを伺ったんですが。 キーンさんとは…

ブラッド・メルドー・トリオ『ハウス・オン・ヒル』

今年は例年以上によくコンサートに行ってますが、先月のブラッド・メルドーは、かなり良かったです。 ちょっと前に出た『ハウス・オン・ヒル』も、目下、ヘヴィ・ローテーション中です。 この作品には、彼自身による何時にも増して長い解説が付いているんで…

新作長篇『決壊』、「新潮」にて連載開始!&『高瀬川』(講談社文庫)10月13日発売!

今年に入ってからずっと取り組んでいた新作長篇『決壊』が、いよいよ、今月発売号(11月号)から連載開始されます。 かなり長いものになりそうですが、僕としては、これを自分の第三期の最初の作品だと考えています。 長篇の連載は初めてですが、ともかくも…

『本の読み方 スロー・リーディングの実践』好評発売中!

8月に刊行したPHP新書の『本の読み方 スロー・リーディングの実践』ですが、発売後一ヶ月半で四刷と、よく売れています。今まで僕の本を手に取ったことがなかった人も、「これまでの読書の仕方を考え直すきっかけになった」と、うれしい感想を寄せてくれて…

『音楽と文学の対位法』(青柳いづみこ著)

青柳いづみこさんとは面識はないのですが、最新の御著書を送っていただきました。 第三章「ショパンとハイネ」で、『葬送』について丁寧な言及をしてくださっていて、うれしかったです。その他、「ランボーの手、ドビュッシーの手」など、興味深い話が満載で…

続カタカナ表記

トラックバックを見て、Danさんが、以前、江島健太郎とcnetでやりとりした時にコメントをくださった方だと今頃気がつきました。 「新潮」11月号から始まる長篇『決壊』の連載第一回目のゲラを見直しながら、カタカナ表記問題をまた考えてしまいました。ど…

カタカナ表記について

前日のブログで、「テレヴィ」と書いて、さっそく、「なんだそりゃ?」というツッコミを受ける。 僕は小説の中でも、よくこの表記をしていて、これまでにも色々言われてきたが、やめません(笑)。 小説だと、例えば、大江健三郎氏なんかも、「テレヴィ」と…