「決壊」、終わりませんでした。。。

残り5章分を一気に書き上げて、堂々の完結!というのを目指して、年末年始とがんばっていたのですが、結局、3章半しかかけず、最終回は、三月売りの四月号に持ち越しになりました。
3月号は、2章分のみの掲載です。
というわけで、楽しみにしてくださっていた方、あと二号分、おつきあいください。


全然関係ない話ですが、このところの世界同時株安、凄まじいですね。
「ダーンッ!」と音が聞こえてきそうな連日の株価の下がりっぷりで、アメリカン・グローバリゼーションという「語義矛盾」的状況が、爆発しながら崩落しているような印象です。

長期的に見て、BRICsを中心とした新興国の発展によって、アメリカン・グローバリゼーションからマルチ・グローバリゼーションへと世界が移行してゆくことを肯定的に夢想していた人は、その前のイニシエーションの苛烈さに呆気にとられてるでしょうね。
一頃の物語批判じゃないですけど、デカップリング論もなんのその、あらゆるアナリスト達の予見の物語が、日々、あっけなく粉砕されていきます。


しかし、郵政民営化が議論されていた頃、日本人の貯蓄好きが非常にネガティヴに語られて、これからは、積極的な資産運用の時代だと散々煽られていましたけど、その言葉通りに退職金を株や投信につぎ込んでしまった人なんかは、どうなるんでしょう? 幾ら自己責任とはいえ、大変だと思いますが。。。