続ドラえもん話

昨日の話を書いてから、またちょっと考えていたのですが、ドラえもんが、通常ロボットに期待されている身体的な能力がゼロ(力が強いとか)という点も、検索用ロボットという解釈を導きますね。

そもそも、耳を囓られて去勢されているわけですが、ドラえもんのキモカワイイ系のアンチマッチョ性は、あの世代の漫画家にとって絶対的な「父」として君臨していた手塚治虫が、アトムを描いていることと併せて考えると、興味深いです。


そういえば、昔、日本の人気アニメの中でも、なぜかドラえもんがヨーロッパで全然成功しなかった理由は、のび太が、問題に直面する度に、自分で考え、努力するということをせずに、ドラえもんに頼ってばかりいる姿が子供に悪影響だと、親たちの間で不評だったからと耳にしたことがあります。本当かどうかはしりませんが。
その議論は、今のネットを巡る「今時の若者は〜」という話と重なって見えます。ネットにばかり頼って、自分でものを考えないという話ですが。