『デス・プルーフ』、『サイレント・ランニング』

TSUTAYA DISCASに入会してから、DVDで映画を見る時間が増えました。
適当に思いついてリストに入れておくと、ヘンな組み合わせで送られてきます。
そんなこんなで、タランティーノの『デス・プルーフ』と、昔のSFの『サイレント・ランニング』とをまとめて見ました。


デス・プルーフ』は、評判通り、面白かったです。
あの単純なプロットで、別に映画や音楽の蘊蓄についていけなくても、あそこまで楽しませるんですから、大したもんです。

それにしても、タランティーノは、女の子をかわいく撮るのがウマイですねぇ。
キル・ビル』でも、「あれ、ルーシー・リューって、こんなにかわいかったっけ?」と思いましたけど、今回も、ただのスタントマンの女の子が、どうしてあんなに輝いて見えるのかフシギでした。
女性が見ると、どうなんでしょうね?


他方、『サイレント・ランニング』は、ジョーン・バエズのBGMが非常に効果的な、なんともチャーミングな映画で、絶望的なエンディングなのですが、後味は悪くないです。

前に東京都写真美術館で「記憶の告白〜reflexive reading」を共作した中西泰人さんが、コンピューターのインターフェースの研究をされていて(それでまぁ、ああいう作品になったんですが)、以来、SFを見ていると気になるんですが、セットの他のところが「未来っぽい」のに、インターフェースが、ワープロのキーボードみたいなのって、結構、多いですね。
サイレント・ランニング』も、音声認識が基本でしたけど、やっぱり、今から見ると古くさいキーボードも登場していました。


図らずも、先日、来日したビル・ゲイツも、未来のインターフェースの話をしていましたが、もはやパソコンのキーボードさえ使わずに携帯の親指操作だけですべてが事足りてしまう、今の十代の人たちとは、インターフェースのストレスの感覚って、かなり違うでしょうね。
僕は、携帯は電話とメールくらいで、ネット接続はめんどくさいので、必要最小限なんですが、そこに大いに世代のギャップを感じています。