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ベルリン〜パリ


ご無沙汰しています。
去年は珍しく、なかなか良いペースでブログを更新していたのですが、ツイッターを始めてからというもの、あっちの方が楽で、その分こっちが滞ってしまいました。
前にもちょっと書きましたが、ツイッターは、140字以内の短いブログで、登録しなくても、僕が書いている内容は読めます。

https://twitter.com/hiranok

やってないと、見方が分かりづらいと思うのですが、「@〜」と緑色のアルファベットで始まっている文章は、ツイッター内の人とのやりとりですので、それだけ見てもよく分からないと思います。あと、矢印が書かれた四角い印のあとから始まっているのは、僕が引用した誰か他の人の言葉です。
そういうのがついていない、いきなり文章で始まっているのが、僕の日々のよしなしごとです。


ツイッターは、始めるまでは何が面白いのか、ピンと来ませんでしたが、やってみると、流行る理由がよく分かりました。簡単にアカウントはとれますので、気になる方はトライしてみてはいかがでしょうか?


仕事の方は、読売の連載が佳境に入り、他方で、エッセイや対談、インタヴューなどもあったりして、なかなか落ち着きません。詳細は、http://k-hirano.com のニュース欄をご覧下さい。


3月は、17日からベルリン自由大学で開催された三島由紀夫没後40周年記念シンポジウム「MISHIMA! WORLD IMPACT AND MULTI-CULTURAL ROOTS」に出席し、その後、パリに寄って、24日に帰国しました。

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写真は、細江英公さんの『薔薇刑』の一枚で、シンポジウムには、その細江さん、ドナルド・キーンさん、ボリス・アクーニンさん、三浦雅士さん、上智大学林道郎さんの他、多数の海外の研究者が参加しました。これまた、ツイッターの中に、ちょこちょこ感想が書いてあります。


パリでは、昔住んでいたというのと、街の真ん中で便利だというのとで、僕は大体いつも、左岸の6区のホテルに泊まるのですが、今回は、designhotel.comで見つけた、SEZZというエッフェル塔の近くのホテルに泊まってみました。このdesignhotel.comは、「お気に入り」の中に登録していたのを発見して、あー、こんなサイトあったんだと、今回かなりフレッシュな気持ちで利用したのですが、あとでふと昔のブログを読んでいると、前回パリに行った時も、同じこのサイトでホテルを探していたことが判明し、自分の進歩のなさに愕然としました。http://d.hatena.ne.jp/keiichirohirano/20071127
でもまぁ、便利なサイトです。


SEZZの内装は、こんな感じです。


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良い感じに落ち着いていて、快適でした。
フランスのホテルは、大体こんなふうに、バスタブにカーテンがついてないので、床を濡らさないようにシャワーを浴びるのに、結構テクが要ります。お湯の出る方向を考えながら、こぢんまりとした感じでシャワーを浴びるので、ダイナミックな爽快感が得られません。本当は、泡を飛び散らしながら、からだを洗いたいんですけどね。不満です(笑)。
まぁ、別に床が濡れても良いようになってるんですけど。


メトロの駅で言うと、パッシーとか、トロカデロとかのあたりで、移動はやっぱりめんどくさかったです。向こうの友達に、トロカデロのホテルというと、「なんで?」みたいな反応でした。
トロカデロ広場に駐車してあった車のガラスが3台続けて割られていて、16区だし、特に治安が悪そうにも見えないけど?と思っていたのですが、その友達曰く、ラグビーやサッカーの試合のあとは、興奮してガラスを割って回る輩がいるんだとか。迷惑な話です。


パリ初日の夜は、知人とターブル・ド・ロブションで食事をしました。この旅一番の贅沢。


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美しい前菜です。
フランス人は、普段は大ざっぱだけど、本気を出すとやっぱりすごいよなァ、とか感心しながら食べていたのですが、あとで紹介されたシェフは何と若い日本人。最近抜擢されたそうですが、間違いなく、将来有名になるでしょう。
本当に美味でした。


翌日は、バルザックの家→ロマン派美術館(ショパン展)→ジュ・ド・ポーム(リゼット・モデル展)→オランジュリー美術館→グラン・パレ(ギャラリー入りの現代アート展)と、ひたすら博物館/美術館巡りだったのですが、途中で通りかかったのが、ショパンとサンドが住んでいた、スクワール・ドルレアンです。


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ショパン好きにはお馴染みの場所だと思いますが、ここは19世紀後半のオスマンによる都市改造でも壊されることなく、そのままの姿で残っています。『葬送』で、サンドと別れるまで住んでいたのがここです。私有地なので、中には入れませんが、ショパンは9番地、サンドは5番地に住んでいて、行ったり来たりしていました。今は誰が住んでるんでしょう?


グラン・パレのあと、向かいのプチ・パレの「イヴ・サン=ローラン展」にも行きたかったのですが、恐ろしい長蛇の列で、疲労困憊していたので、断念しました。


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今回、軽くショックだったのは、僕がパリ時代、毎日通い詰めていたシャンピオンというスーパーが、カルフールに変わっていたことです。オデオンのシャンピオンの向かいには、「da rosa」というナイスな高級食料品店があって、お土産をあさりにそこに入った時に、店員から、この冬に、カルフールに買収されたという話を聞かされました。
別にどうという話でもないのですが、頭の中の記憶が、思い入れ込みではっきりしていると、照合されるはずの実物の消滅が、ヘンにこたえます。


最後はその逆というか、丁度、向こうに住んでいた時に、屋根の崩落というあり得ない事故が起こったシャルル・ド・ゴール空港の2Fというターミナルで、当時はメチャクチャだったのが、ものすごくきれいになっていて、ビックリしました。


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僕はいつも、パリに行くと、通りの名前が書いてあるプレートだとか、エール・フランスの表示だとか、青がきれいだなと思うのですが、今回は、最後に見たこの赤い絨毯が印象に残りました。天井の木材と相俟って、カッコよかったです。


……と、言ったところで、久々の旅行記でした。
次回は、もっと早く更新します!