12月5日、新作『モノローグ』、『ディアローグ』刊行!

前回、前々回と、せっせと旅日記をアップしたのですが、その後、心あたたかい人たちから(涙)、「面白かったです」という声をちょこちょこ聴かせてもらっていて、苦労の甲斐があったと喜んでます。

その中で、使っているカメラの機種はなんですかという質問がありました。
僕が使ってるのは、LUMIXのDMC-FX8 http://prodb.matsushita.co.jp/product/info.do?pg=04&hb=DMC-FX8 とかいうもので、既に生産終了となってます。
本格的な写真はともかく、旅先でスナップを撮る程度なら、反応も早いし、重宝しています。現行機種は、多分、もっと良いんでしょう。購入を検討しているという方もいらっしゃいましたけど、いいんじゃないでしょうか。レンズは、「ライカDC VARIO-ELMARITレンズ6群7枚(非球面レンズ3枚)」だそうです。



さて、本題ですが、12月5日に講談社から『モノローグ』(エッセイ集)、『ディアローグ』(対談集)の2冊が同時刊行されます。

モノローグ

モノローグ


ディアローグ

ディアローグ

『モノローグ』は、デビュー以来、僕が方々に書いてきた文学、音楽、建築、絵画等に関するエッセイ、また自作解題を集めたもので、『文明の憂鬱』とは違う芸術論としての最初のエッセイ集という意味で、あえてオビには「ファーストエッセイ集」という宣伝文句が付いています。出版社の意向ですが。
『ディアローグ』は、同じく主に20代に僕が色んな方と対談したものを一冊にまとめたもので、僕としては、この2冊を出版することで、小説と併せて、『決壊』に至るまでの僕の所謂「第一期」、「第二期」のケジメがつくのではと思ってます。

『モノローグ』の方は、特に、三島由紀夫論(「金閣寺」論、「英霊の声」論etc...)が分量的にも、一つの読み所ではないかと思っています。
『ディアローグ』で対談させていただいた方々には、本作収録を快諾してくださったことも併せて、本当に感謝していますが、読み返すと、デビュー時からの長い修行的な対談を経て、30歳になってからの大江健三郎さんとの対談が、僕が20代で考えていたことの一つのまとめになっているのではないかと感じました。
最後には、はてな社長の近藤さんとの対談も収録されています。

装幀は、今回は初めて、古平正義さんが手がけてくださったんですが、なんというか、本当にスバラシイです!
僕に一切関心のない人も、是非、ジャケ買いしてください(笑)。いや、ホントに。
Amazonのは、帯なしですけど、個人的にはオビが着いてる状態の方が好きです。