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アツイ男

旧友の江島健太郎が、CNETの自分のブログで、『ウェブ人間論』について理解のあるコメントを書いてくれました。ありがとう。

http://blog.japan.cnet.com/kenn/archives/003431.html

しかし、今回のエントリーで断然面白いのは、googleについての彼の見解と、彼が目下取り組んでいる「lingr(リンガー)」についての話ですね。

googleについての彼の理解に関しては、僕は梅田さんとお話ししていたときとはまた別のリアリティを感じました。それこそ、エンジニアからは異論もあれば賛同もあるでしょうが、僕は「なるほどねぇ、……」と納得しつつ読みました。

で、タイトルの「アツイ男」というのは、「lingr」について語る彼のことです(笑)。
僕はもちろん、友人ですから好意的に読みますけど、たとえ彼が全然知らない人だったとしても、これを読んだら面白い人だなと感じると思います。
僕はこんなふうに、ハタから見れば、ほとんど妄念としか思えないような(失礼・笑)確信をもって仕事をしている人が好きですね。それを維持するのがどんなに大変かは、僕も骨身に染みて知ってますから。
消費社会といわれて久しいですが、今や多くの人が、仕事を自己実現の機会としてはとらえられずに、まぁ、「Leon」みたいな雑誌を読んでせっせとお勉強して(それが「STUDIO VOICE」だって同じことですが)、何をどう消費するかというその差異に、アイデンティティの根拠を求めるしかないというような世の中で、彼みたいに、自分の仕事にアイデンティティを賭すことができるというのは、やっぱり幸せなことだと思います。
そうした、消費者か、生産者かというアイデンティティの二者択一状態に、「新しい公的領域」としてのウェブ世界が、そうではないもう一つの自己表現の可能性を開いたということは、『ウェブ人間論』でも触れましたが。

僕は、正直なところ、彼の「完全ウェブベースのチャット」というものの可能性について、まだピンと来てないんですけど、だからこそというか、僕でも分かるような成果を上げて、「それ、見ろ!」と、例によって(と言っても知ってる人は一部ですが)目を三日月にして得意満面に笑っている彼を見たいですね。

あと、チラッとしか書かれてませんけど、

もちろん、同じぐらい高い確率で人生最大の壮大な勘違いである可能性もあるけれど、それは歴史がいずれ裁定を下すんだから、1-2年は待ってもらいたいな。

という箇所も重要だと思います。
どんなジャンルでも、成果主義は当然だと思いますけど、あまりその時間の目盛りが狭くなると小振りな成果しか出なくなりますからね。十年待ってくれというのは贅沢でしょうが、「1-2年」は並の忍耐力で待てます。

まぁ、何はともあれ、僕も仕事がんばろうと、いつもの単純な結論に至りました。