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自転車道

久々の悪天候ですね。 三島賞の選考も終わり、新作も再稿の校閲待ちの状態なので、今日は一日、次作に向けて仕事場の整理をして、溜まっていた本を読んでいました。こういう時間が少し出来ただけでも気分が大分違います。 このところ、ウンザリするようなく…

昨日(5月15日)は、何の日だったでしょう?

気がつけば、一ヶ月も放置したままになってましたので、なんとなく更新してます。 それにしても、小説の舞台を募集してから、もう一ヶ月が経ってたんですね。 早すぎる! 時間の感覚が全然ありません。。。 小説の舞台は、「海辺の美しい場所」、「恋愛小説…

どうも、ありがとうございます!

一昨日、小説の舞台となる場所を紹介してくださいとお願いしたところ、早速たくさんのメールを戴きまして、どうも、ありがとうございました! 個別にお礼を申し上げられず、恐縮ですが、自分の仕事に関心を持ってもらえているということに、なんとも、心慰め…

あなたの町が小説の舞台に!?

『決壊』に続く新作書き下ろし長篇は、7月刊行となりました。 年末から、実に今日まで休日0日(!)で、毎日10時間以上、せっせと働いているのですが、結局800枚強の作品になってしまいまして、やむを得ず、5月の刊行予定を延期しました。 楽しみに…

『小説の読み方〜感想が語れる着眼点』刊行!

予告していました『本の読み方 スロー・リーディングの実践』(PHP新書)の第2弾『小説の読み方〜感想が語れる着観点』が刊行されました! 小説の読み方~感想が語れる着眼点~ (PHP新書)作者: 平野啓一郎出版社/メーカー: PHP研究所発売日: 2009/03/14メディ…

『春琴』(サイモン・マクバーニー)にやられる。。。

世田谷パブリックシアターに、サイモン・マクバーニー演出の舞台『春琴』の再演を観に行ったんですが、あまりの素晴らしさに、大体、数年に一回くらいしか泣かない涙腺堅めの僕も、思わず涙ぐんでしまいました。 谷崎潤一郎の『春琴抄』を、『陰翳礼讃』のコ…

ご無沙汰してます。

年末から、黙々と働いていて、今に至りますが、解放感に浸されるには、もうちょっと時間がかかりそうです。 今やっているのは、講談社の「書き下ろし100冊」シリーズのための500枚くらいの小説と、新書の『本の読み方』シリーズの第2弾350枚ほどです。 …

あけまして、おめでとうございます!

年末は、回顧録的なエントリーでも書こうかと思っていたのですが、書き下ろしの二つの〆切(小説と新書)に追われてせっせと原稿を書いているうちに、年が明けてしまいました。やや風邪気味です。大晦日の格闘技も、そんなわけで、自宅観戦でした。 去年は色…

「体が資本」は、心許ないですよ、そりゃ。

WBCの代表選考で、落合監督がこんなことを言っていますが、まったく正しいと思いますね。 http://www.sanspo.com/baseball/news/081123/bsc0811230508001-n1.htm プロ野球選手は、「健康な体」という、いかにも頼りない「資本」一つを頼りに、長くてもせいぜ…

筑紫さんのこと

筑紫哲也さんが亡くなられてから、一週間ほどが経ちました。 本当に、残念です。 先日の追悼番組を見ていて、また改めて色々なことを思い出したのですが、今年に入ってから、あんなに急激に病状が悪化していたとは全然知りませんでした。 僕は、母方の祖父が…

YES WE CAN!

テレビでオバマの勝利演説が繰り返し放送されてましたけど、悲しい哉、どう見ても、日本の政治家より「立派」に見えますね。日本も、ああいうクールで、溌剌とした若い政治家に、そろそろトップを譲った方がいいんじゃないですか。 少なくとも、見せ方だけで…

MOMAのピカソ

MOMAに行くと、結局のところ、20世紀の美術はピカソとウォーホールってことで良いんじゃないかという気がしてきます。もちろん、それはMOMAだからで、ポンピドゥーに行けば、いや、カンディンスキーかなとか、デュシャンかなとか、またいろいろ考えるわけ…

「大きなシステム」の決壊

ご無沙汰してます。 書くことが盛り沢山な時ほど、忙しくてブログが書けません。。。 先月はまず、ニューヨークとヒューストンに取材で行っていて、帰ってからは、年末〆切の小説に精を出しつつ、ちょこちょこした仕事を片づけて、月末から一週間ほど、今度…

生スライ、見ました(ちょっとだけ)。

ブルーノートにSLY & THE FAMILY STONEを聴きに行ってきました。 2年前のグラミー賞で、20年間にも及ぶ引きこもり生活から脱出して、あまりにも衝撃的な姿で復活して以来(笑→http://www.blackvoices.com/black_entertainment/featurecanvas/_a/bv-entertain…

久々の更新です。

8月は、ちょこちょこした色々な仕事に追われて、なんとなく多忙です。 一つ一つの仕事は、やりたい、あるいはやるべき、やった方がいいと思って引き受けているのですが、続くとストレスが溜まります。それは、本業の方が進まないからなんですが。 そろそろ…

『顔のない裸体たち』、文庫化されました。

毎日、暑くてイヤになります。 秋葉原の事件以後、無差別殺人が続発していて、ニュースを見ると、暗い気持ちになります。 『決壊』でも書きましたが、この「連鎖」という現象に関しては、ネットというよりも、マスメディアのアナウンス効果の方が大きいと思…

『決壊』、3刷決定。

4日の丸善丸の内本店、5日の小倉クエストと、サイン会では、たくさんの方とお会いできてうれしかったです。 『決壊』は、おかげさまで、既に3刷が決まっています。 刊行後、まだ10日ほどですが、時間を見つけて、熱心に読んでくださった方の声が多く寄せられ…

『決壊』刊行にまつわる諸々

仕事で一週間ほどフランスに行っていたので、更新が遅くなってしまいましたが、おかげさまで、6月27日に無事、『決壊』が刊行されました。新潮社の特別サイトで、僕の短い動画のメッセージが見られます。 いきなり始まりますので、音量にご注意を。http://ww…

『決壊』刊行記念トークイヴェント&サイン会のお知らせ

7月4日(金)19時から、丸善・丸ノ内本店にて、「『決壊』(新潮社)刊行記念 平野啓一郎トークイベント&サイン会」を行います。聞き手は、「新潮」編集長 矢野優氏。 トークイヴェントの方は、定員100名様となってまして、整理券が必要です。 6月21日…

『決壊』、Amazonにて予約受付開始!

上下二巻本です。 書店で2冊まとめて買って、持って帰るのが重そうだ、という方はこちらからどうぞ! 決壊 上巻作者: 平野啓一郎出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2008/06/26メディア: 単行本購入: 14人 クリック: 966回この商品を含むブログ (136件) を見る …

ゲラの必需品

『決壊』の再校ゲラを見終わりました。 これでやっと、この一年半がかりの仕事も、完全に僕の手を離れることになります。 発売日は、以前に6月30日と書きましたが、若干早くなって、6月27日になりました。もう、一ヶ月、切ってますね、いつの間にか。 …

続ドラえもん話

昨日の話を書いてから、またちょっと考えていたのですが、ドラえもんが、通常ロボットに期待されている身体的な能力がゼロ(力が強いとか)という点も、検索用ロボットという解釈を導きますね。そもそも、耳を囓られて去勢されているわけですが、ドラえもん…

未来はなんで、ドラえもんを必要とするのか。

6月8日にABCで、大澤真幸さんと対談することになっていて、今、『〈自由〉の条件』を読んでいます。まだ途中で、非常に面白い本なのですが、今書こうとしているのは、全然本筋と関係ない、ものすごく末節的な話です。 本の注の中で、立花隆さんがインターネ…

『デス・プルーフ』、『サイレント・ランニング』

TSUTAYA DISCASに入会してから、DVDで映画を見る時間が増えました。 適当に思いついてリストに入れておくと、ヘンな組み合わせで送られてきます。 そんなこんなで、タランティーノの『デス・プルーフ』と、昔のSFの『サイレント・ランニング』とをまとめて見…

「コメ兵」で驚いた話

先日、新宿の伊勢丹に行った時に、向かいに建ってる「コメ兵」という巨大なリサイクル・ショップの存在に初めて気がついて、どんなもんかと中に入ってみたのですが、いや、ホント、すごいですね。 時計とかバッグとかのフロアをザッと見て、一番上の楽器フロ…

ミラノ・サローネのHPとニック・ナイト

こんな日本語のサイトなんてあったんですね。http://www.milanosalone.jp/それにしても、ザハ・ハディッドのソファがカッコいいとか言ってたのが一年も前のことなのかと思うと、時間の経つのの速さにゾッとします。その割に、もう遠い過去のような気もします…

日常再開

挙式、披露宴が終わって、また『決壊』のゲラの見直しだとか、ちょこちょこしたエッセイの執筆だとか、いつもながらの生活に復帰したのですが、準備も含めたこの一月ほどのゴタゴタの間に、気がつけばなくなっていたものが三つあります。1.ファミリーマート…

結婚のご報告

私平野啓一郎は、3月29日付で、モデルの春香さんと入籍いたしました。 挙式は29日に明治神宮で行い、翌30日に、親類と極近しい友人、知人、それに一部の仕事関係者のみにご臨席を賜り、都内のホテルにてささやかな披露の宴を催しました。 ご連絡が遅くなりま…

『決壊』は、6月30日刊行です!

『決壊』は、新潮社から上下巻本で、6月30日に刊行されることになりました。 今から宣伝しても、みなさん、忘れてしまうと思いますので、近づいてきたら、また改めてお知らせします(笑) 今、2度目の精読をしているところですが、引き締められるところは…

横尾三昧

『KAWADE 道の手帖 横尾忠則〜画境の本懐』というムックに「主体のスプリット〜Y字路から見直す横尾芸術」というエッセイを書いたのですが、今月は別に、「ミセス」で6時間、「文學界」で6時間、合計12時間も横尾さんと対談しました。 対談の間に流れている…

間違えてインコグニート。。。

年明けの「飛行機のチケット購入しそびれ事件」に続き、自分のアホさにほとほと呆れた話の第2弾(シリーズ化する予定なんて、全然なかったんですが)。29日、1日と、Bunkamuraで、「JVC Jazz festival」なる催しがありまして、そこに、 ■HARVEY MASON TRIO f…

「決壊」、今度こそ完成!

やっと、脱稿しました。既にゲラも見直して、あとは校了を待つばかりです。 この小説は、とにかく、出来るだけ早く単行本化すべきだと思ってまして、もう、そのための作業に入っています。分量的に二巻本になるでしょう。 連載を読んでくださった方も、そう…

「新s あらたにす」

朝日と日経、読売の三紙を、ネット上で読み比べることができるという「あらたにす」なるサイトが立ち上がっています。google newsなどに刺激を受けた動きでしょうが、試みとしては面白いと思いました。 ただ、ちょっと見にくいですけど。「3社論説トップ鼎…

「決壊」、終わりませんでした。。。

残り5章分を一気に書き上げて、堂々の完結!というのを目指して、年末年始とがんばっていたのですが、結局、3章半しかかけず、最終回は、三月売りの四月号に持ち越しになりました。 3月号は、2章分のみの掲載です。 というわけで、楽しみにしてくださってい…

オーケストラにPAはナシですか?

Bunkamuraのオーチャードールに、N響を聴きに行ってきました。 曲目は、グリーグ『ペールギュント』の第一組曲、ロドリーゴの『アランフェス』、チャイコフスキーの交響曲6番で、『アランフェス』は、村治佳織さんをゲストに迎えての演奏でした。 村治さん…

明けましておめでとうございます! その2

前回のエントリーを、新春のご挨拶にしていたのですが、なんか、あまりに血生臭い話で、ろくな年になりそうにないので、改めてさわやかヴァージョンも書くことにしました。 と言って、大した話もないのですが。年明けは、実家に帰って、4日に東京に戻ってき…

明けましておめでとうございます! その1

やや出遅れ感もありますが、今年もよろしくお願いします。大晦日は、例によって、さいたまスーパーアリーナに行ってました。 ホンマン×ヒョードル戦は、大晦日らしいカードでしたね。デカイのvs強いの、という分かりやすさが。 赤子の手を捻るようにヒョード…

年の瀬ですね。

毎年、この時期になると、もう一年経ったのかと、時間の過ぎてゆく速さに呆然とします。 今年は、ひたすら『決壊』を書いていた一年でしたが、それも、1月の締め切りでおしまいです。 2月売りの「3月号」で最終回ですので、年末年始も、せっせと働く予定…

「文学の触覚」@東京都写真美術館に作品を出品してます。

『モノローグ』及び『ディアローグ』、おかげさまで、今のところ、なかなか売れ行き好調だということです(もちろん、ああいうものにしては、ということですが)。 買ってくださった方、どうも、ありがとうございます! さて、HPにも情報を載せましたが、恵…

12月5日、新作『モノローグ』、『ディアローグ』刊行!

前回、前々回と、せっせと旅日記をアップしたのですが、その後、心あたたかい人たちから(涙)、「面白かったです」という声をちょこちょこ聴かせてもらっていて、苦労の甲斐があったと喜んでます。その中で、使っているカメラの機種はなんですかという質問…

フランスに行ってきました〜パリ編

あんまりタイミングを逸してもなんなので、がんばって、パリ編も更新です。 サン・ナゼールのあと、パリに二泊したんですけど、丁度、鉄道ストの真っ最中で、とにかく、移動に苦労しました。 大体、サン・ナゼールまでも、最初は電車で行くはずだっんですけ…

フランスに行ってました〜サン・ナゼール編

一週間ほど、仕事+αでフランスに行ってました。 まだ時差ボケ中で、ヘンな時間に寝たり起きたりしています。 僕は日本では、毎朝6時頃に寝て、お昼の12時に起きる生活をしているので、時差8時間遅れのフランスでは、理論上(?)、夜10時頃眠たくなるま…

ドラムバカ一代!(あるいは、テリーズ・ブートキャンプ)

月曜日、六本木のスイートベイジルに、テリー・ボジオのドラムソロ・ライヴを観に行ってきました。 いやぁ、スゴかったです。けっこう、笑う気満々で行ったんですけど、なんか、笑いを超えてましたね。 立派です。エライです。おまけに、見た目が若かったで…

小説のreadability/enjoyability

友達の江島健太郎が、CNETでまた、ポレミックな話を書いています。http://blog.japan.cnet.com/kenn/archives/004436.html 最近は、プロヴォケーションもやや大人し目でしたけど、今回は、これでもかというくらいやってますね(笑) 内容も、なかなか面白か…

今更ですが、The Quartet

行ってきました。15日と19日との二回、東京国際フォーラムに。 15日は、正直、あまりにもrelaxin'な演奏で、2曲目の「処女航海」なんか、眠くて眠くてしょうがなかったんですが、19日は打って変わってやる気を出していて、なかなか良かったです。 ただ、15日…

アパレル携帯

以前に、LGのPRADA PHONEの話を書きましたけど、今度は、SamsungがARMANI PHONEだそうです。http://www.engadget.com/2007/09/25/samsungs-armani-phone-has-a-surprise-a-haptic-feedback-ui/まぁ、タッチパネル方式にすると、こうなりますね、外観は。 背…

「auデザインプロジェクト」第7弾

KDDIの「INFOBAR 2」の発表会に、プロダクト・デザイナーの深澤直人氏の対談相手として参加してきました。 http://it.nikkei.co.jp/mobile/news/index.aspx?n=MMITfa000026092007 http://plusd.itmedia.co.jp/mobile/articles/0709/27/news007.html さすがに…

ドラゴンズ、応援してます。

前回のエントリー、最初『マイルス・デイヴィスとは誰か?』の表紙の画像だけ載せていたのですが、発売されて、アマゾンで買えるようになったので、直接ジャンプできるように、商品紹介のリンクを張り直してみました。が、その際の更新の手違いで、また☆が消…

『マイルス・デイヴィスとは誰か──「ジャズの帝王」を巡る21人』

昨日は、皆既月食でしたね。 デビュー以来、僕は何度も人から、「『月蝕』、読みましたよ!」と言われてきました…。 あと、「平野啓一郎? あ、『月蝕』で直木賞を獲った人ですよね?」という合わせ技もありましたが(笑)。 まぁ、どっちでもいいんですけど…

「オッパッピー!」(「タポンテュー」ではない)

このところ、使い捨て的な「キャラクターもの」のピン芸人が、雨後の竹の子のように続々と登場してきていて、かなり食傷気味だったので、小島よしおを最初に見た時にも、「またか。」とひじょーに冷ややかだったんですが、不覚にも段々面白くなってきて、終…